新刊紹介: Affectus: A Journey on the Outside of Life (R. Nishii & T. Yanai eds.) - 2025/8/12

 2020年12月に日本語で刊行された『アフェクトゥス——生の外側に触れる』(西井凉子・箭内匡編)の英語版 Affectus: A Journey on the Outside of Life が Trans Pacific Press より刊行されました。本研究室スタッフの箭内と名和が本体部分で一章ずつ担当しているほか、共編者でもある箭内が Introduction(共著)と Conclusionを書いています。海外では2月頃に入手可能でしたが、6月末から京都大学学術出版会が日本国内での販売を開始し、価格も海外と比べるとずっと低いものになっています(本体5500円、税込6030円)。

実物は意外に軽くて手になじみやすい一方、紙質は良好で、収録されている様々な画像(中村恭子氏の日本画を含む)は美しく印刷されています。特に『アフェクトゥス』を英語でお読みになりたい方はぜひご覧になってください。詳しい情報はこちらです。https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784814005703.html

日本語版と英語版を比べると、本体部分については大きな違いはありません。が、英語版の作成にあたっては日本語版の終章「アフェクトゥスとは何か?」の扱いを工夫し、その内容を Introduction と Conclusion に切り分けた上で、かなり加筆することになりました。特に Introduction の方は、英語圏の読者を念頭に置きつつ、英語で改めて全文を書き下ろしたもので、スピノザ主義人類学の立場を明確に打ち出しつつ、国際的にみたこの論集の独自性を主張した積極的な内容になっています。また Conclusion にも日本語版にはない要素が加えられています。




このブログの人気の投稿

木村秀雄先生のご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈り申し上げます - 2025/10/18

新刊紹介:『地域が動く経営戦略: 公益経営のすすめ』(土屋有・藏本龍介・野村高文・矢田明子)- 2025/8/27

山下晋司先生が文化功労者に選出されました - 2025/10/18